こんにちは、西オーストラリア州内をロードトリップしてきました、はまちゃんです。
オーストラリアの大陸はやはり広大ですね。
レンタカーを1週間、走行距離3500kmオーバー運転しました。
今回の旅行のメインはパースから北へ約1200kmの位置にある
世界遺産の「ニンガルリーフ珊瑚地帯」。
珊瑚礁地帯の長さは約260kmにも及ぶまさに海の楽園。
オーストラリアの珊瑚礁と言ったらグレートバリアリーフと思い浮かべる人も多いと思いますが、
西オーストラリアにはまだまだ知られていない美しい珊瑚礁地帯があります。
毎年時期によって、ジンベイザメ、マッコウクジラ、マンタが訪れ、
珊瑚礁がありのまま(自然の状態)で保たれています。
そこはまさにシュノーケリング(スノーケリング)天国でした。
ダイビングをしなくても1日中、お魚、ウミガメ、珊瑚礁を見ながら一緒に泳ぐことができました。
その程近い場所にある「エクスマウス」に4泊したので、
エクスマウスについて、オススメの場所や、アクティビティーを実際に現地を訪れた経験を元に紹介します。
それでは行ってみましょう。
エクスマウスに到着したら

エクスマウスにはエミューに注意の看板
エクスマウスに着いたらまずインフォメーションセンターに行ってみてください。
かなり新しい施設で、エアコンも良い感じに効いていて、受付でインターネット30分無料のコードがもらえます。
エクスマウスではインターネットが使えるのはテルストラとオプタスのみ。インターネット速度は恐ろしく遅いのは言うまでもなく、
ボーダフォンは全く使えないので、訪れる際は携帯のキャリアはオプタスかテルストラをオススメします。(巨大なアンテナはただの飾り)
ここで旅の資料や、ツアーの予約を行うことができます。(もちろん自分で下調べして交渉することも可能)
エクスマウスを簡単に説明すると
第二次世界大戦からアメリカの潜水艦と飛行場の基地があり、
ニンガルリーフ沿いの海岸線を運転していると、巨大な塔のようなものが目に見えます。
それはアメリカの通信で使われていたVLFアンテナみたいです。
ということでちょっとした歴史が残っていたみたいですが、
現在は観光業が主にこの小さな街を支えているようです。
ニンガルーリーフで会える海洋生物、動物と時期
ジンベイザメ (Whale Sharks)(3月〜8月)
ジンベイザメと泳ぐツアーはかなり高く、平均1人あたり$400(約32000円)。
それでもスクールホリデーなどの忙しい時は良いツアー(トリップアドバイザーなどの上位順)は先に予約がいっぱいになっていて、
次の日のツアーに参加したいんだけどって言ったらもういっぱいだと言われました。
受付の人に説明を聞いているとエクスマウスからはジンベイザメツアーが9つの会社から出ているとのこと。
9つともそれぞれ内容はだいたい似ていますが、インフォメーションセンターで細かな内容がチェックできます。
僕たちは受付で話を聞いた後に結局、自分達で予約してジンベイザメのツアーに参加しました。1人$350(約28000円)。
マッコウクジラ (Humpback Whales)(6月〜11月)
マンタ、エミュー、海亀 (Manta Rays, Emus, Turtle)(年中)
ジンベイザメと泳ぐツアーに参加してきました

ジンベイザメと一緒に記念の1枚
旅行のきっかけは、
世界一大きな魚「ジンベイザメ」と泳ぐツアーに参加することでした。
ジンベイザメと泳ぐって何10メートルも潜ってダイビングしないとできないのでは?と思われるかもしれませんが、
ここの魅力はジンベイザメは水面ギリギリまで上がってくるので潜ることなく、
シュノーケリング(スノーケリング)でジンベイザメと肩を並べて泳ぐことができます。
ってことでダイビングライセンスなしの僕と、カナヅチの嫁も無謀の挑戦をしたのでレポートします。
今回利用したツアーは「Ningaloo Discovery」。
朝7時45分に宿泊場所からピックアップ。エクスマウスは小さな街なのでどこに宿泊していてもツアーに参加するとピックアップしてもらえます。
それからボート乗り場の進水路まで約30分。
カメラマン兼バスツアーガイドのホリーさんにエクスマウスやジンベイザメについての話。
ボート乗り場でクルーザーに乗り換えてインストラクターによる説明。
このツアー会社はもう1つヨットがあるみたいですが、そちらは満員だったのでこちらのクルーザーで。
スノーケリング用のウェットスーツ、ゴーグル、フィン、ヌードル(浮き輪)のレンタルがツアー代金に込みで正しい取り扱い方など学びました。
クルーザーからレーダーかなんかでジンベイザメの出現を探知するのかと思いきや小型飛行機によって見つけ出し、通信で連絡をするようなことを言ってました。(本当なのか?)
見つけるまでの間、クルーザーで沖に出て、一回目のシュノーケリング(スノーケリング)で体を慣らします。
ウミガメを見ることができました。
それから、クルーザーの2階に集まり、ジンベイザメと泳ぐ際、面と向かってはいけない、3mの距離を保つなどルールなどの説明。
その間に軽食でカナッペみたいな物が乗船していたクルーが笑顔で配っていて、
断るにも断れず、後にちょっと苦しい思いをしました。
説明が終わると、船長から合図があり、ジンベイザメのすぐ近くまで来ているとのことで海に入る準備。
2つのグループに分かれて、ジンベイザメを覆うように一緒に泳いでいく。
1回目は珍しくジンベイザメではなかったのか?インストラクターも見たことがないと驚いていました。
2回目はゆっくりと泳ぐジンベイザメだったのでかなり長い時間、一緒に泳ぐことができました。
で3回目か4回目と次から次へと違うジンベイザメに会うことができ、
インストラクターも今日はついているね。おめでとう。とみんなに言ってましたが、
出たり入ったりしていると、だんだんと気持ちが悪くなって、
でもなぜか海に入るとそれがちょっと和らいでくるんです。
て繰り返しているうちに、入る準備していたらジンベイザメが遠くへ行っちゃった。
限界が来て、誰も見ていないはず、海に向かって戻しました。カナッペみたいなのがそのまま液体になって出てきました。
お昼時にみんなが昼食を食べている頃はぐったり。ほとんどの人は大丈夫でしたが、
嫁も2、3回目でもう十分と休んでいました。やっぱり船酔いの酔い止め薬は必要でした。
でも後で体調を取り戻して、軽く昼食をとり、午後のシュノーケリング(スノーケリング)を楽しむことができました。
陸からはアクセスできない珊瑚礁はとても綺麗でした。
最後はシャンパンで乾杯(シャンパンとか言ってましたがスパークリングワイン)
これは断りましたが、ツアーに参加した人みんな満足そうでした。
インストラクターも合計で6回も異なったジンベイザメに会うことができて良い日でしたよとのこと。
と言うわけで16時前にはエクスマウスに戻ってきてツアー終了。
このツアーの良かった点は、
インストラクターの方がとにかく親切でツアー参加者に見てもらうということ、海に関して長けていました。
特に、嫁がカナヅチだったので常に側にいてもらい、嫁も大満足。
またツアー参加者がジンベイザメと泳いでいる写真は無料でもらえます。
記念写真は余裕をかましてポーズしてますが、撮ってもらうために必死になって泳いでます。
価格はかなりしますが、一生に一度の経験ができて良い思い出になりました。
ニンガルリーフのオススメビーチ、シュノーケリングスポット
ニンガルリーフのガイドブックより(すいません、ちょっと見辛い)
ニンガルリーフ国立公園の僕が訪れた中でオススメのビーチを紹介します。
西オーストラリア、有料高速道路はありませんが、
国立公園に入場するには入場料がかかります。
ニンガルリーフ国立公園は車1台につき$13。1年有効のパスは$26でした。
ニンガルリーフの「Sandy Beach」にて
シュノーケリング(スノーケリング)のオススメのスポットは「Turquoise Bay」 と「Oyster Stacks」。
「Oyster Stacks」は潮が引いているときは珊瑚に近すぎるので泳ぐことができません。行くときは前もって
インフォメーションセンターなどで時間を確認していくことをオススメします。
個人的には「Turquoise Bay」が泳ぎやすかったです。
ニンガルリーフの海岸線状に出れば1つ1つのスポットがユニークでどこも素晴らしいです。
たまたま夕日を観るために訪れた「Mangrove Bay」も誰も人がいない、プライベートな気分満載。いろんな種類の野鳥が観察できました。
ただ国立公園内の入り江なども歩きましたが、「Yardie Creek」は個人的な感想ですがここまで来て見るまでもないかなと思いました。
それよりも海岸線とは反対側から車でアクセスできる丘を登って行く「Charles Knife Gorge」がダイナミックな景色を観ることがきオススメです。ちょっと道路は荒れているので注意が必要です。
※2WDでアクセス可能な場所のみ行きました。
ここで世界不思議発見!?
突然ですが、ここでクイズ。
エクスマウスに行く途中、
上の写真のようなオレンジ色の巨大な石がごろごろ。
これらは何でしょうか?
ヒント:何かの巣でこの構造を空調に取り入れる国も。
正解は最後に載せますね。
エクスマウスのレストラン
エクスマウスにはなぜかスーパーマーケットのIGAが二つ、しかも目と鼻の先にあります。
またシュノーケリング、レジャーなどのキャンプ用品のお店もあり、スタッフの方も親切でした。
レストランもありますがどこも夜遅くまでは営業していません。
Froth Craft Restaurant/Microbrewery
雰囲気の良いパブでローカルのライブバンドが夜行われています。
料理は盛り付け色とりどり
ビールが思わず飲みたくなるイカのカラマリ。しょっぱかったのでレモンをもらいました。
BBQ Father
名前からしてBBQ、お店に着くや否や焼肉屋の匂い。
期待を寄せて入ってみればメニューはどれもBBQのステーキやリブよりも
ここはイタリアンレストランじゃないかと思わせるほどパスタやピザの種類のが多め。
ボリューミーでどれも間違いなく美味しい。
それでいて全てがリーズナブルというか安い。(自分はリブをオーダしましたが写真がうまく撮れず)
赤ワインが1ボトル$19で飲めました。
前日もここにすれば良かったねと話してました。
場所はインフォメーションセンターの真向かいにありました。ツアーに参加したNingaloo Discoveryのもすぐお隣。
他にも良さそうなレストランも何ヶ所かあるみたいです。あいにく休業だったので行きませんでしたがWhalers restaurantが良いよとローカルの人が言ってました。
パースからのアクセスと費用
パースから車を走らせて北に約1200km。
時間で言えば約12時間以上かかるので1日で行くにはかなり大変。
車で行くのであれば途中で観光名所であるピナクルズやカルバリや、モンキーマイアに寄りながら、何日かかけて行くのが一般的。
パースからエクスマウスまで飛行機も出ていて2時間で到着するけれど、便は少なく距離の割に値段が高いです。(往復で安くて$400〜(32000円))
また、現地の空港からレンタカーもありますが、これも割高。(1週間レンタルで$500+保険)僕は同じ車をパースで1週間借りて$200+保険でした。
どんな人にオススメ?
やはり、海好きにはこの珊瑚礁地帯に訪れてもらいたいです。
また、ワーキングホリデーで時間に余裕がある人や、ファームでカナーボン(エクスマウスまで車で約3時間)で働いている人なんかが、
休みを利用して3泊ぐらい訪れてみるのが良いのではないかと思います。
キャラバンでラウンドしている人にもオススメの場所です。
4WDでキャンピングしながらロードトリップしているローカルのオージーをいっぱい見かけましたが憧れる。
クイズの答えはシロアリ塚でした。
それではまた