ワーキングホリデーで出稼ぎ国として人気のあるオーストラリアで悲報です。
こんにちは、西オーストラリアのパース在住のはまちゃんです。
オーストラリア政府は来年度(2016年7月1日)からワーキングホリデーでオーストラリアに来て就労をする全ての人を対象にBackpakcer Taxという課税をするかもしれないというニュースです。
日本のヤフーニュースにも記事が載ってました。
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6200556
今までは

オーストラリアの2016年度の所得税計算
タックスリターン(確定申告)する際に、6ヶ月以上滞在するワーホリは居住者扱いとすることができ、年収約$18200までは所得税を全て還付できました。
つまり、源泉徴収されていた所得税が$18200まではタックスリターンで全額戻ってくる。それ以上の収入はある程度税金を納めなければならない(上の図参照)
なので、ワーホリで仕事をする人にとってはタックスリターンしたら嬉しい臨時収入でした。
僕もワーホリの頃はこの恵みを得て、車を購入しました。タックスリターン=日本のボーナス的な感覚でした。
それが、
これからは全てのワーホリは非居住者(Non Residents)となり、
$1に対して約32.5centの税が課せられるというのです。
例えば、ワーホリで1年で$18000稼いだとすると$12240が手取りで、残りの$5760が所得税としてオーストラリアに納める。
以前まではこの所得税($5760)がタックスリターンで自分の手元に入るんです。でかいっ!!
ジャパレス(こっちの日本食レストラン)で働いて時給$18だと32.5%の所得税を引いて手取りの$12.24だけが実質自分のものとなります。
もう日本のアルバイトとほとんど変わらないかそれ以下です。
まとめ
要はワーキングホリデーで働いて稼いで政府に収めた所得税が、
今まで タックスリターン=戻ってくる
これから タックスリターン=戻ってこない
ということでしょうか。極端すぎますが、これはただでさえ、物価が高いこの国で、
出稼ぎどころか出納めになってしまいます。
これには今ワーホリでオーストラリアに滞在しているいろんな国の人、ワーホリをメインで雇っている農家などの人達から反対の声が聞こえてきそうです。
多分、もし本当に実施されるのであればオーストラリアにワーホリで来る人の数は減るのではないでしょうか?
今後の動きに注目です。
ではまた。